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一割菜園『りうか式』

一割菜園『りうか式』

野菜を植える前の下地作り

普通は畑に野菜を植える前に、肥料や石灰を混ぜて少し置いてからうね作りをすることが多いです。
が、りうか式では体力温存と手間を省くために、最初に通路を作ってから一度に肥料や石灰を混ぜてうねを作ってしまいます。


1 設計図を作る
べつに作らなくても行き当たりばったりでやれないわけではありませんが、効率的に動く為にあらかじめ設計図を作っておくことがオススメです。
今回は2010年の八食農園での設計図を元に説明。

画像の上が西、下が東、左が南で、右が北。左右(南北)には隣接の区画があり、上は農園の外、下に通路がある区画です。
当初は周りに通路をと考えたのですが、思いのほか風が強いので、自分の区画を守る防風林(林じゃないんだけどね)を作ることにしました。7月まではトウモロコシを密植で、それと入れ替わりでヒマワリを植えて自身の区画内の風をやわらげます。
その防風林の内側に通路を設け、中央にて野菜を育てるプランです。


 2 通路を作る
りうか式では最初に作業用の通路を作ってしまいます。
通路はどうせ踏み固まってしまいますし、全体を掘るにしてもある程度は踏み固めてしまうことになります。
第一全体に肥料を混ぜてから再度通路とうねを作るほどの体力がおらにはありません(交通事故の後遺症で弱っちいんです)ので、こういうやり方をしています。
使う道具は角スコップです。


↑これが初期状態。これに設計図の通路を掘ると、


↑通路をざっくり掘ります。だいたいでいいんです。
今回は外側40~60cm残しで通路は30cm、中央部の通路はあとで掘ることにしました。


 3 米ぬかと石灰を混ぜ込む
おらの場合、最初に混ぜ込むのは米ぬかと石灰です。
ほとんどの場合、市民農園では堆肥が既に混ざっています。
本当であれば酸性度を調べて石灰なりを与えるべきなのでしょうが、まぁだいたいは弱酸性ぐらいだと思いこみ石灰を与えればハズレはまずないです。
またりうか式では肥料はケチりたいので(肥料代節約&手間も減らす)、コイン精米機からもらってくる米ぬかをまいてお終いとします。


↑まずは石灰をばらまき、その上にさらに米ぬかをばらまきます。今回は約6坪(3m×7m)なので、それぞれ1~2リットル程度てきとうにまきます。

まき終わったら角スコップで天地返し(スコップで土を掘ってひっくり返し、土の上と下を逆転させる。今回は表面の石灰と米ぬかが土の下に埋め込まれる形となる)をしていきます。画像で手前右部分に石灰や米ぬかが掛かっていないように見えるのは、既に天地返しで混ぜ込んでいるからです。


↑はい、できました。ざっとでいいんです。


 4 うねを作る
普通はここで1~2週間置いてからうねを作って苗なり種なりやるわけですが、もう面倒なのでここでうねを決めちゃいます、それがりうか式。
使う道具はまたしても角スコ、そしてレーキ(ホーとも言うかも?野球のトンボにも似たクマデの親玉よったヤツ)です。


↑区画を分ける紐の近くに真っ直ぐに角スコを入れ、そのままうね予定地に土を引っ張ってきます。
この時、隣接する区画の土を持ってこないように気をつけましょう。隣同士で気を使い合い、トラブルを回避することが大事です。みんな仲良く。
逆に通路側や農園の外側に面している部分は、ギリギリまで土を持ってきちゃいましょう。明らかに通路の土を持ってくると怒られますが、紐ギリギリまではOKです。


↑はい、地味にもくもくと作業して周囲全ての土を寄せました。
でもこのままでは植えるには良くないので(山になってます)、土の表面をレーキで整えます。


↑はい、出来ました。

これで通路とうね作りと混ぜものまで完了です。石灰や米ぬかがなじむまでの1~2週間待ってから次の作業となります。


あまり力を使うような無理はしないで、少しずつでいいので地道に作業を続けることが大事です。


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